ヘアブラシと青春

僕は中学、特に高校に通学している頃、よくヘアブラシで整髪料を髪に塗りたくった。でもある時から抜け毛が増えたので、使わなくなった。その方が髪の残る本数が増えると考えたのだ。要するに、ジャングルの奥地で植林伐採して、あまり木がなくなると、雨で養分が流れてしまうように、頭皮でも同じ現象が起こるのではないか? それからはセットなどしなくなり、髪も分けない。前に垂らしている。何となく、薄毛が目立たない印象がある。
 でも、時々散髪した後なんかに、どれぐらい進行したかな、と考えてヘアブラシを使用することもある。その時は大概眼鏡をかけてみるが、どんどん年取るなあとがっかりするものだ。
 僕のお勧めのヘアブラシは、何となく大きな幅のあるブラシよりも、櫛がいい気がする。あまり力が頭皮に加わりにくいようで、それ程抜けないかもしれないが、僕の思い込みか? 
 だが、やはり髪の毛はあった方がいいが、どうしてもなくなれば、植毛して髪を染める人もいるだろうが、まあそんな選択肢もあるんだなとは何時も思う。それよりも、人間の内面を養えばよかったな、と今更ながら脳裏をよぎる。ヘアブラシは僕にとってはそれまでの、青春だった訳だ。

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